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源氏物語にも登場する『野宮神社』で神社めぐり観光!!

日本有数の観光地である京都の嵯峨野こと嵐山。

 

その中心にあるのが源氏物語にも登場する『野宮神社』です。

 

竹林の小径に囲まれ、嵐山トロッコ駅へ行く際にも通過することから知名度の高い観光スポットになっています。

 

今回は恋愛成就・子宝安産祈願としても有名であり、源氏物語にも登場する『野宮神社』をご紹介します。

『野宮神社』の由来といちづけ

 

『野宮神社』は昔、天皇の代理で伊勢の神宮へ使える斎王が伊勢に行く前に身を清められたところです。

 

竹林にと黒木鳥居と小柴垣に囲まれた嵯峨野の聖地で、その美しさは源氏物語により現在に伝えられています。

 

また、嵯峨野巡りの起点とする場所にある為、嵐山名物の人力車に乗って観光する際にも最初に訪れるスポットです。

 

縁結び・恋愛成就・安産祈願が有名で小さな神社ながら常に多くの参拝客で賑わっています。

 

入り口にあたる黒木鳥居から左手に手水舎、そしてお亀石がありその右手に天照大神である野宮大神が祀られています。

 

右奥手には子宝安産祈願をお祈りする白福稲荷大神が鎮座されています。

 

願いが叶う『野宮神社』のお亀石

野宮神社・3

 

野宮大黒天の横に祀られている大きな石。

 

亀の形をしているところからお亀石と呼ばれています。祈りを込めて石をなでて参拝すると1年以内に願い事が達成できるといわれています。

 

野宮神社・4

 

数ある京都のパワースポットの一つとして人気のスポットです。

 

触ると御利益のある神仏は全国に多数存在しますが、このお亀石はその中でも古くから伝えられておりそのようなの信仰の先駆けと考えられています。

 

『野宮神社』の黒木鳥居と小柴垣

野宮神社・1

 

樹皮が付いたままの椚を使って作られる黒木鳥居は日本最古の鳥居の様式です。

 

椚の木は腐りやすい為定期的に作り替えられており、現在立てられているのは再現です。

 

小柴垣はクロモジの木で作られます。

野宮神社・5

 

天皇即位の際に執り行われる 「大嘗祭」も黒木鳥居と小柴垣で囲まれます。

当時の状況を現在の山々が物語っています。

 

周辺の愛宕山や小倉山には現在でも立派な椚の木が生い茂っています。
愛宕山の神、愛宕大神も野宮神社内に祀られているので探してみて下さい。

 

源氏物語と『野宮神社』

野宮神社・6

 

遙か昔に書かれた源氏物語に『野宮神社』が登場します。

 

野宮は源氏物語全五十四帖の内の第十帖、「賢木の巻」に光源氏と六条御息所の別れの際の舞台として登場します。

 

六条御息所の娘が天皇の代理で斎王(斎宮)となり伊勢神宮へ赴くことになるのですが、六条御息所が娘と一緒に斎宮に入ります。当時はいくつかあった斎宮の一つがこの野宮神社です。

 

斎王(斎宮)とは天皇に代わり未婚の女性が伊勢神宮の天照大神に仕えることで、斎王が潔斎のために身を清めるところが斎宮と呼ばれます。御息所は天皇の休息所のことだったのですが、後に天皇の寵愛を受けた宮女を意味するようになりました。

 

源氏物語・賢木の巻では、光源氏の「変らぬ色をしるべにてこそ 斎垣も越えはべにけれ さも心憂く」との言葉に対し、六条御息所が『野宮神社』にて「神垣はしるしの杉もなきものを いかにまがへて折れるさかきぞ」と返しています。

 

『野宮神社』と斎宮行列

野宮神社・7

 

源氏物語で詠まれた伊勢神宮への斎王の参拝ですが、現在は斎宮行列という行事としてその様子が再現されています。

 

王群行と呼ばれたお伊勢さんへのお詣りですが、現在では平安時代の様子を垣間見できるお祭りとして葵祭や祇園祭と並んで外国人観光客にも人気のイベントとなっています。

 

平安時代の華やかな衣装を身に纏った数百人もの人たちが、『野宮神社』を起点に桂川まで群行する姿は圧巻です。

 

『野宮神社』から嵯峨嵐山駅を経由して渡月橋に向かて行進して行き、行列の最後では大堰川で禊の儀が行われます。終点の大堰川では、斎王代による御祓の儀の再現を観ることができます。

 

当時の実際の群行は5泊6日もかかる上、鈴鹿峠越えという過酷な山越えをする必要がありました。その為、この群行には並々ならぬ決意をもって遂行されたと言われています。

 

斎宮行列は例年10月に執り行われていますので、紅葉前の京都にお越しの方は是非ご覧になって下さい。

 

ちなみにこの斎宮行列、一般公募されており行列に参加することも可能です。しかしながら、斎王役の斎王代役は公募されていない為主役になることは難しそうです。

 

『野宮神社』周辺の観光スポット

野宮神社・8

 

嵐山の中心にあるため周辺には観光スポットが多数点在しています。

竹林の小径を抜けると二尊院、常寂光寺、祇王寺や御髪神社があり、落柿舎では茅葺き屋根の昔ながらの風景を楽しめます。

 

二尊院や常寂光寺、更に奥に足を伸ばすと化野念仏寺があり紅葉の名所として多くの観光客が秋になると訪れます。

 

渡月橋方面へ下ると、天龍寺や宝厳院等がありこちらも紅葉や桜のスポットとして有名です。

 

渡月橋を渡り大堰川沿いに小倉山を進むと大悲閣千光寺があり山頂から嵯峨野一帯を見下ろせます。

 

更に少し足を伸ばせば松尾大社や鈴虫寺、苔寺へも歩いていくことができます。嵐山観光の起点としての役割も『野宮神社』は担っています。

 

以上、『野宮神社』のご紹介でした。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。皆様のご参考になれれば幸いです。

 

今回の観光地はココ↓です。