電子機器の普及に伴い、電力量が多い電池が開発されたり、電池切れの心配のおそれを解消するために、各自で電池を持ち歩く人が多くなりました。いわゆる予備バッテリーやモバイルバッテリーのことね。

 

ですが、よりよい電池の普及に伴い、電池、特にモバイルバッテリーが発火してしまったり、電池が原因だと思われる悲惨な事故が起こったりと、日本も含む世界各国で様々な想定外の出来事がありました。

 

それらの出来事により、電池は種類により危険物扱いになったり、ならなかったりと、専門家以外の私たち一般人も電池のことを勉強して、適切に使用する必要が出てきてしまったのです。

 

で、私たち一般人が電池のことを一番気にするときって、やはり飛行機に乗るときではないでしょうか?

 

自分の持っている機器の電池は飛行機の機内に持ち込めるのか?それとも預けるのか?では、モバイルバッテリーはどうなのか?っていうか、そもそも電池って何?てね。

 

ということで、今日は電池のお話と電子機器の電池またはモバイルバッテリーは飛行機の機内に持ち込む際はどうすれば良いのか?のお話をしたいと思います。

 

そもそも電池って何?

 

そもそも電池って何?って今更の話ですが(笑)。

 

電池とは、化学反応で電力を生む電池と光や熱から電力を生む電池の2種類あり、私たちが世間一般的に電池と言っているのは前者の化学反応で電力を生む電池のことになります。

 

この化学反応で電力を生む電池も、使い捨て電池と充電して繰り返し使う電池の2種類に分けることができます。

 

で、前者の使い捨て電池を世間では乾電池、後者の充電して繰り返し使う電池を世間では充電池と呼んでいるのですよ。

 

危険物扱いになる電池やモバイルバッテリーはどんなものなの?

 

危険物扱いになっている電池って何?

 

危険物扱いになっているのは、リチウムの化学反応で電力を生む電池です!

 

私たちが使っている電子機器にはすべて電池で動いており、特に多く使われている電池はリチウムの化学反応で電力を生む電池です。

 

リチウムの化学反応で電力を生む電池は、3種類に分けることができます。

 ①リチウム電池(使い捨ての電池)

 ②リチウムイオン電池(充電して繰り返し使える電池)

 ③リチウムポリマー電池(充電して繰り返し使える電池)

 

どうしてこれだけ採用され、急激に広まったのかは、リチウムの化学反応で電力を生む電池のメリットを見ると一目瞭然です!

 

メリット:軽い・電力容量が大きい・寿命が長い

 

メリットだけ見ると、この上なく理想的な電池ですよね!

 

ですが、メリットがあれば必ずデメリットもあります!

 

デメリット:コストがかかる・熱暴走する

 

この熱暴走のデメリットが大きすぎました。

 

この熱暴走が原因で、世界各国でこのリチウムの化学反応で電力を生む電池が発火する出来事が多発、その上、貨物に入っていた電池の発火が原因と思われる飛行機の墜落事故まで起きてしまいました。

 

よって、このリチウムの化学反応で電力を生む電池は、世界で一気に危険物扱いになってしまい、飛行機に乗る際、持込制限される電池になってしまったのです。

 

その電池が使われている機器は何?モバイルバッテリーにも使われているの?

 

使い捨てのリチウム電池は上級の乾電池・豆電池として、デジタルカメラ、携帯ラジオ、ワイヤレスのマウスやキーボード、腕時計などに使われ、充電できるリチウムイオン電池は携帯電話、デジタルカメラ、パソコン、医療機器、蓄電池などに使われております。

 

もちろん、各電子機器の予備バッテリーやモバイルバッテリーにも、充電できるリチウムイオン電池が使われております。

 

よって、これらの電子機器やバッテリーを飛行機の機内に持ち込む際に注意が必要になるのです。

 

飛行機の機内に機器を持ち込む際どのような制限があるの?

まず、自分が持ち込もうと考えている機器の電池の容量を調べる必要があります。

 

容量(ワット時定格量(Wh))の計算の仕方は下記のとおりです。

 ワット時定格量(Wh)= 定格定量(Ah)× 定格電圧(V)

ちなみに、1Ah=1000mAhです。

 

容量がmAhで表記されている場合は下記の公式に直して計算します。

ワット時定格量(Wh)= 定格定量(mAh)÷1000× 定格電圧(V)

 

で、内蔵された電池の容量が下記の容量を超えない場合、機内への持ち込みが可能になります。

 リチウム電池 2g以下
 リチウムイオン電池 160Wh以下

 

で、もしこれらの電池が内蔵された機器を受託手荷物として預ける場合は、さらに2つの措置が必要になります。

①本体の電源を完全に切った状態で預ける。(スリープモード不可)
②本体を強固なスーツケースまたは衣類などで梱包するなど保護を

 して預ける。(偶発的な作動や損傷による発火を防止するため)

 

そして、予備バッテリーやモバイルバッテリーについてはさらに制限がかけられています。

 

予備バッテリーやモバイルバッテリーにはどんな制限がかかっているの?

予備バッテリーやモバイルバッテリーはもともとバッテリー切れの事態に備えるためのものですので、自然と容量が大きくなってしまいます。

 

そのため、各航空会社は予備バッテリー・モバイルバッテリーには日本国内の場合は国土交通省の指導のもとに、より厳しい制限をかけています。

 

各航空会社の制限を表にまとめてみました。

 

まず、レガシーキャリアの場合です。

項目機内持ち込みお預け
100Wh以下

のもの

100Wh以上

160Wh以下

のもの

160Whを

超えるもの

JAL制限なく持込可2個まで持込可一切持込不可お預け不可
ANA制限なく持込可2個まで持込可一切持込不可お預け不可
DAL160Wh以下

のものを含め

最大20個まで

2個まで持込可一切持込不可お預け不可
UAL個数制限は

不明だが持込可

2個まで持込可一切持込不可お預け不可

※JAL=日本航空・ANA=全日空・DAL=デルタ航空・UAL=ユナイテッド航空

 

日本の航空会社と比較させるために敢えてアメリカ系の航空会社の制限も記載してみました。大体、どの会社も一緒ですね。ただ100wh以下の個数制限については違いが出ました。

 

JALもANAも100wh以下のバッテリーについては「制限なし」と書かれておりましたが、これはあくまで常識的な数量までという意味だと私は解釈しております。

 

続いて、日本国内のLCCの場合です。

項目機内持ち込みお預け
100Wh以下

のもの

100Wh以上

160Wh以下

のもの

160Whを

超えるもの

SKY160Wh以下

のものを含め

最大2個まで

2個まで持込可一切持込不可お預け不可
ADO個数制限は

不明だが持込可

機内持ち込みと

お預けを合わせて

2個まで持込可

一切持込不可100Wh以上

160Wh以下

のもののみ

2個まで

お預け可

SNJ個数制限は

不明だが持込可

2個まで持込可一切持込不可お預け不可
SFJ個数制限は

不明だが持込可

2個まで持込可一切持込不可お預け不可
FDA制限なく持込可2個まで持込可一切持込不可お預け不可
JST個数制限は

不明だが持込可

2個まで持込可一切持込不可お預け不可
APJ個数制限は

不明だが持込可

2個まで持込可一切持込不可お預け不可
VNL160Wh以下

のものを含め

最大2個まで

2個まで持込可一切持込不可お預け不可
SJO個数制限は

不明だが持込可

2個まで持込可一切持込不可お預け不可
WAJ160Wh以下

のものを含め

最大2個まで

2個まで持込可一切持込不可お預け不可

※SKY=スカイマーク・ADO=エアドゥ・SNJ=ソラシドエア・SFJ=スターフライヤー・FDA=フジドリームエアラインズ・JST=ジェットスタージャパン・APJ=ピーチ航空・VNL=バニラエア・SJO=春秋航空日本・WAJ=エアアジアジャパン

 

LCCについても各社そんなに違いはありませんでした。むしろ、スカイマーク、バニラエア、エアアジアジャパンの100wh以下の数量について、160wh以下のものを含めて最大2個までは非常に納得してしまいました。

 

あと驚いたのがエアドゥ!100wh以上の160wh以下のものでも受託手荷物にお預け可能になっておりました。一応、読んでくれた方が確認できるようにリンクを張っておきましたが、私、これは誤植だと思っております!

 

もしエアドゥに搭乗かつモバイルバッテリーの持込について調べている方は念のため問い合わせたほうが良いですよ!

 

また、私自身が読み方を間違っている場合は、コメント欄にてご指摘くださいませ。すぐに訂正したいと思います。

 

 

もし制限を守らないで持ち込んだり、預けた場合はどうなるの?

 

最悪の場合は、空港の保安検査で没収になります。

 

また、受託手荷物のお預けの中に忍び込ませても、預けた後のより厳しい検査で発見され、荷物をこじ開けられて没収になります。

 

なので、もし予備バッテリーやモバイルバッテリーを持ち込む際は、しっかりと各空港と航空会社のルールを守ったほうが良いですよ!

 

で、ここで1点、問題があります。

 

この予備バッテリーやモバイルバッテリーの持込のルールは各国によって異なるという問題です!特に中国が厳しいといわれています。

 

なので、ビジネスで出張の場合は出張先の相手にアドバイスを求めるか観光ツアーなど旅行の場合は旅行会社に聞いて指導してもらったほうが楽です!

 

危険物扱いにならない電池やモバイルバッテリーってあるの?


もちろん、あります!

 

考え方は2パターンあります。

 

1つ目は、各空港と各航空会社のルールに則ったリチウムイオン電池のモバイルバッテリー購入して持ち込むこと。

 

2つ目は、問題にリチウムイオン電池以外で作られたモバイルバッテリーを購入して持ち込むことです!

 

各空港と各航空会社のルールに則ったリチウムイオン電池のモバイルバッテリーとは?

 

各空港と各航空会社のルールに則ったリチウムイオン電池のモバイルバッテリーの判断の仕方は以前、このブログでお話ししましたので、こちらの記事を参照願います。

 

 

リチウムイオン電池以外で作られたモバイルバッテリーとは?

 

リチウムイオン電池以外の電池で作られたモバイルバッテリーはあることはありますが、数は非常に少ないです。理由はリチウムイオン電池のメリットと同等または超える電池が無いから。

 

そんな中、パナソニックがニッケル水素電池を開発して、エボルタの充電器兼モバイルバッテリーを販売しております。エボルタの寿命の長さをパナソニックは一生懸命宣伝していますよね!今では、防災用のストック電池としても薦められています!

 

 

このニッケル水素電池は、各航空会社、機内持ち込み・受託手荷物のお預けOKになっております!

 

私のように細かいことは良く分からないし、自分で機内持ち込みかどうかを確認したり証明したりが面倒くさい方は、いっそのことニッケル水素電池に切り替えてしまっても良いと思いますよ!

 

電子機器の電池やモバイルバッテリーは飛行機の機内に持ち込めるの?持ち込めないの?それとも預けるの?のまとめ


今回は電池のお話と電子機器の電池またはモバイルバッテリーは飛行機の機内に持ち込む際はどうすれば良いのか?のお話をさせていただきました。

 

ほとんどモバイルバッテリーの話になってしまいましたが、電池の性能、安全性、各国・各空港・各航空会社の制限、いろいろ気にすることが多すぎて、本当に面倒くさいですよね!

 

ちなみに私の場合は、電車で国内旅行する際はリチウムイオン電池のモバイルバッテリー、飛行機で国内旅行または海外旅行する際は上記のニッケル水素電池のモバイルバッテリーを使っています。

 

理由は繰り返しになりますが、いろいろ面倒くさくて気にしている時間がないから。なので、この記事が読んでくれた方の希望に合ったモバイルバッテリーを見つける参考になれたら嬉しいです!

 

ということで、文章が長くなってしまいましたので、今日はこれでお終いにしたいと思います。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。読んでくださった方の何かの参考になれれば幸いです。では(^^)/。

 

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