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岩手県西磐井郡平泉町の『達谷西光寺』で御朱印をいただきました。

こんにちは。虎部です。

 

平泉ひとり旅の観光4ヶ所目、『達谷西光寺』に行ってきました。

 

これで1日かけて回った平泉ひとり旅も最後の観光地となります。

 

ということで、今日は『達谷西光寺』にお参りして、御朱印をいただいてきたお話しをしたいと思います。

『達谷西光寺』のご由緒

 

『達谷西光寺(たっこくせいこうじ)』は蝦夷討伐の記念に、801年(延暦20年)に征夷大将軍・坂上田村麻呂により建立されました。

 

写真からも分かると思いますが、お寺なのに神社の鳥居があります。

 

これは江戸時代まで神仏混淆だった頃の名残です。今でも地方の寺院にお参りしに行くと鳥居がある寺院をみることができますよ!例えば、高尾山の「薬王院」とか。

 

 

『達谷西光寺』の境内は今でも神域となっており、殺生禁止・喫煙禁止・飲食禁止・ペット禁止になっています。

 

そのため、葬式などお悔やみ事に出仕した当日は、神域である『達谷西光寺』に出入りできなくなるため、お寺なのに檀家を持たず葬式を一切しない日本でも珍しいお寺なのです

 

度重なる戦乱や大火、さらには明治の廃仏毀釈で規模縮小を繰り返しながら、現在に至っているそうです。

 

『達谷西光寺』の見どころ

達谷窟毘沙門堂

 

「達谷窟毘沙門堂」は当初は大変栄えたそうですが、度重なる戦乱や火災で荒廃し、残念ながら当時の毘沙門天は残っておりません。

 

 

現在の「達谷窟毘沙門堂」は5代目で1961年(昭和36年)に再建されたものです。

 

 

「達谷窟毘沙門堂」の中には様々な時代の毘沙門天が30体ほど立ち並んでいます。写真には撮ることはできませんでしたが、迫力で異様な感じでしたよ。

 

蝦蟆ヶ池辯天堂と御利益

 

昔、達谷川や北上川に浮島が行き来するのを奥州巡錫中の慈覚大師が蝦蟆の姿に化けた貪欲神であると見破り、達谷窟毘沙門堂の前まで引きずり出し、二度と逃げ出さないようお堂を建立、蝦蟆の天敵である白蛇(宇賀神王)を冠の辯才天女を大師自ら作り祀ったのが始まりといわれています。

 

元々の「蝦蟆ヶ池辯天堂」は1946(昭和21年)に焼失、1971年(昭和46年)に再建し、「蝦蟆ヶ池辯天堂」は2009年(平成21年)に修復されて現在にいたっております。

 

 

辯天様をお祀りしていますので、商売繁盛・学問・技芸にご利益あります。昔から「薬師と辯天には銭あげて拝め」といわれますよね!

 

しかし、お参りする時の注意点もあります。

 

辯天様は女のお姿をしています。そのため男女仲良くお参りした場合、縁を切られるおそれがあります。なので、上の写真のように「蝦蟆ヶ池辯天堂」をお参りする上で注意書きの看板が立てられているのですよ。

 

岩面大佛

 

毘沙門堂を通って奥に進むと、「岩面大佛」と書かれた立て札があります。

 

実は、この『達谷西光寺』は今回予習をせずに拝観いたしました・・・。

 

なので、今回始めてみる「岩面大佛」は「岩面大佛」の立て札の赤い部分に大佛様のお顔があるものと思いこんでおり、「え?大佛の顔なんて無いじゃん!」と不満で帰って来たのですよ。

 

 

ほら、写真もこんなアップに撮っちゃったりして・・・。「どこにお顔があるんだろう」と真剣に考えておりました。

 

それで、他のサイトで復習をしたところ、もっと上にお顔があるのですね・・・。

 

また、やってしまいましたね、私(-_-)。

 

代わりに「岩面大佛」の説明だけしておきます。

 

『達谷西光寺』の大佛様は16.5mの磨崖仏(まがいぶつ)です。全国の五大磨崖仏のひとつに数えられています。

 

「前九年・後三年の役」で亡くなった敵味方の霊を供養するために、陸奥守・源義家が馬上より弓筈(ゆはず・弓の両端の弦をかける部分)で彫ったものだと伝わっております(馬の上から16.5mの大佛が彫れるのかツッコミは禁止です)。

 

『達谷西光寺』では昔から阿弥陀如来としているそうです。

 

1896年(明治29年)に、大佛様の胸から下は崩落して無くなってしまったため現在は「岩面大仏」と呼ばれています。

 

全部崩れないうちに、また見に来たいと思います。

 

姫待不動堂

 

この建物は「姫待不動堂」です。

 

もともとは「平泉駅」から『達谷西光寺』までの道中にある「姫待瀧(ひめまちのたき)」の御本尊として「姫待不動明王」を祀ったのが始まりです。

 

 

「姫待瀧」とは、悪路王が都からキレイな姫君をさらってきて、達谷川上流の「籠姫」に閉じ込め、逃げようとする姫君を待ち伏せしたとされる滝のことです。

 

 

話の次いでですが、もし姫君が逃げた場合、直ぐ捉えられ、他の姫君が逃げないよう見せしめで逃げた姫君の髪を切られたそうです。その髪を掛けた石「髢石(かつらいし)」も残っております。

 

 

その「姫待瀧」のお堂が古くなったのを機に、「姫待不動明王」は1789年(寛政元年)に『達谷西光寺』の境内に移されました。

 

1946年(昭和21年)に隣家からの出火で、毘沙門堂や辯天堂に燃えてしまいましたが、この「姫待不動堂」は奉行坊杉に守られ類焼を免れたとのことです。

 

金堂

 

「金堂」は『達谷西光寺』の根本道場で、講堂とも呼ばれています。

 

802年(延暦21年)に達谷川対岸の谷地田という場所に建立されましたが、1490年(延徳2年)の大火で焼失してしました。
その後は現在の場所に建てられた客殿が「金堂」の役割をしていましたが、明治の廃仏毀釈で破棄されてしまったとのことです。

 

 

現在の「金堂」は1996年(平成8年)に完成したものです。「金堂」の中には薬師如来像が御本尊として祀られております。

 

 

この木は「大オッコウ」で樹齢500年だそうです。金堂の前に生えております。

 

ところで、「オッコウ」って知ってますか?私はイチイの木をオッコウということを知りませんでしたよ。

 

庫裡

 

「庫裡」は元々は別当のお住まいです。別当とは寺務を総括する僧侶の役職のことです。

 

「庫裡」で現在も住まわれているかどうか不明ですが、今も行事を行う場となっておるようです。

 

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『達谷西光寺』の御朱印をいただきました。

 

さて、今回も御朱印をいただいてきました。

 

この『達谷西光寺』では、3つの御朱印をいただくことが出来ます。

 

入口の「寺務所」で拝観券を購入する際に、拝観料と御朱印料と御朱印帳を置いて、拝観後に御朱印帳を受け取る仕組みです。

 

 

まず1つ目の御朱印です。「達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)」と書かれています。

 

 

続いて2つ目の御朱印です。「蝦蟆ヶ池辯天堂(がまがいけべんてんどう)」と書かれています。

 

 

そして最後3つ目の御朱印です。「姫待不動明王(ひめまちふどうみょうおう)」と書いてあります。

 

中尊寺の御朱印所でもそうだったのですが、この『達谷西光寺』の「寺務所」の中でお子さん達が遊んでおりました。おそらく、和尚さん家族がみんなで切り盛りしているのだと思われます。確かにこれだけ人通りがないと、子ども達も遊ぶ場所が無くて困るでしょうね!

 

『達谷西光寺』のまとめと御朱印をいただく注意点

『達谷西光寺』へのアクセス

『達谷西光寺』への交通機関でのアクセスは、JR東日本・東北本線「平泉駅」から車で10分です。また車では東北自動車道・一関ICで降りてから10分か、平泉・前沢ICで降りてから15分です。

 

実はこの『達谷西光寺』へも歩いていこうと思ったのですが、距離が分からなかったので、まず「平泉駅」の平泉町観光案内所で確認したところ、意外な回答が。

 

我:「達谷西光寺へ行こうと思っているのですが、歩いて行けますよね?」

 

係の人:「ええっー!!あんなとこ、歩いて行ってはダメですよ!」

 

我:「何でですか?」

 

係の人:「確かに県道沿いにあるので歩いていくことも可能ですが、人が歩いていません。なので、もし万が一、貴方に何かあっても誰にも気付いてもらえませんよ。」

 

我:「それはある意味危険ですね。分かりました。タクシーで行きます!」

 

ということで今回、私は「平泉駅」からタクシーで行きました。

 

『達谷西光寺』を観光する上での注意点

この平泉は観光地とはいえ、夕方になると駐車場にタクシーもいません(私の時はいませんでした)。なので、私は行きでお世話になったタクシーに待っていてもらいました。

 

「行きは良い良い、帰りは怖い」です。時間帯によっては帰りの足を確保・確認してから拝観したほうが良いと思います。

 

『達谷西光寺』の御朱印をいただく注意点

まず先に「寺務所」に御朱印帳を預けて、拝観後に御朱印を受け取ることになります。今度いつ来ることができるか分からない場所ですので、皆さんしっかり3つずつ御朱印をお願いしていましたよ。

 

拝観時間は15分から30分くらいです。

 

そのため拝観後でも、まだ書き終わっていない場合があります。やはり、帰りの足を確保・確認してから御朱印をいただいたほうが良いと思います。

 

『達谷西光寺』の情報のまとめ

『達谷西光寺』の宗派:天台宗

『達谷西光寺』の駐車場:有り

『達谷西光寺』の拝観料:大人300円・中高学生100円

『達谷西光寺』のオリジナル御朱印帳:無し

『達谷西光寺』の御朱印の御布施:300円

寺務所の対応時間:

 4月1日から11月23日までは8:00~17:00

 11月24日から3月31日までは8:00~16:30

 

この『達谷西光寺』は坂上田村麻呂が造ったお寺なので、時代的には中尊寺や毛越寺より古いお寺なのですよね!!なのに、有名ではありません。源義経効果がないためだと思われますが、来たら来たで忘れられないインパクトのあるお寺だと思いますよ!

 

ということで、岩手県の平泉に訪れた際には、ぜひとも『達谷西光寺』にもお立ち寄りあれ!ではでは(^^)/。

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。何かの参考になれば幸いです。

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