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新婚旅行で行きたい国に上位ランクインする憧れの国『モルディブ共和国』。
そんな憧れの観光立国『モルディブ共和国』でも現地の人は住んでいますので、観光地と居住地の地域性を理解しておくと観光するのに大変役に立つと思います。
もちろん居住地を観光することはできますが、現地の生活圏内に入り込むため、気を付けておきたいことが多々あるんですね。
ということで、今日は『モルディブ共和国』を観光するうえで、理解しておきたい2つの地域性のお話をしたいと思います。
そもそも何故『モルディブ共和国』には2つの地域性があるのか?
かつての『モルディブ共和国』では現地の人々が住んでいる島々(居住地域)には、観光用の宿泊施設の営業をすることはできませんでした。
そのため、旅行者は各無人島の全体を観光用に開発したリゾートホテル(観光地域)にしか行くことができませんでした。
2009年に現地の人々が住んでいる島々(居住地域)でも観光用の宿泊施設の営業が解禁されたことにより、『モルディブ共和国』の観光の幅が広がったことは確かです。
が、ちゃんと『モルディブ共和国』の観光地域と居住地域の地域性を理解して観光しないと、現地の方々に大変失礼なことになるだけでなく、自分自身も処罰の対象になってしまう可能性がありますので、『モルディブ共和国』では観光地域と居住地域の地域性を理解するのはとても大切なことなのです。
観光地域の地域性について
『モルディブ共和国』の観光地域は、例えば1島丸ごとリゾートホテルになっている場合が多く、島1周徒歩10分ぐらいの小さな島から、島1周徒歩で45分ぐらいの大きな島までいろいろあります。
ちなみに地元の人たちは、この観光地域を「リゾートアイランド」と表現しております。
観光地域には、どんなリゾートがあるの?
島の中には、宿泊施設やレストラン、プール、スキューバーダイビングサービス、医者が常駐しているクリニック、キッズクラブなど必要なものは全て揃っております。
また、リゾートホテルによっては日本人スタッフが勤務してるところもあります。
昔ながらの素朴なリゾートから世界のセレブが集うラグジュアリーリゾートまでバラエティ豊かに富んでおります。
また同じ豪華リゾートでもナチュラルな雰囲気を大切にしているところもあれば、近代的でスタイリッシュな作りが売りのところもありますので、自分が行きたくなるリゾートホテルがきっと見つかるはずですよ。
観光地域のリゾートホテルの料金は?
安めのリゾートホテルで1泊300ドル前後から、高めのクラスになると1泊2000ドルを超えるものまで様々あります。
ただ、料金だけでリゾートホテルを選ぶのではなく、私は食事付きの料金を選んだほうが良いと思っております。
また、ドリンク代やアクティビティ代などが含まれたオール・インクルーシブ・スタイルの便利なリゾートホテルもありますので、リゾートホテルを選ぶ際はサービス内容を確認したほうが良いです。
観光地域での食事は?
客室数が多いリゾートホテルでは、島に数件のレストランがあり高級フレンチや日本食、イタリアンなど各国の料理を食べることができますので、食事には困らないはずです。
また、規模の小さなリゾートホテルでは、メインレストランのみになってしまいますが、種類が豊富なビュッフェスタイルで提供されることが多いので、こちらも食事に困ることはありません。
観光地域で出来るアクティビティーは?
リゾートホテルのサービスによっては、宿泊料金内でダイビングやスノークリング、カヌーなど各種マリンアクティビティーが楽しめる場合があります。
またリゾートホテルだけに滞在する場合は、基本的に他の島に行くことはありません。
なので、リゾートホテルのエクスカーションで『モルディブ共和国』の首都である「マーレ」散策ツアーやその他の居住地域散策ツアーを企画しているところもあり、ツアーに参加して地元の様子を見たり、地元のお土産屋さんなどで地元の人たちと触れ合うことができます。
観光地域で気をつける事は?
観光地域に滞在する場合は、ずっとリゾートホテルに滞在することになります。なので、自分が選んだリゾートホテルはどんな国のどんな客層に人気があるのかを十分に調べていったほうが良いです。
例えば、自分たちは結婚式を挙げにそのリゾートホテルに行ったら、そのリゾートホテルは家族旅行に人気があり、絶えずワイワイガヤガヤで新婚の甘い雰囲気が台無しになってしまう場合もあります。
なので、観光地域のリゾートホテルを選ぶ際は、そのリゾートホテルがどの国の方に人気があるのか、もし日本人に人気があるのなら、新婚旅行者やカップルに人気があるのか、それとも家族旅行に人気があるのかなどの考慮が必要です。
居住地域の地域性について
上記の通り、かつて『モルディブ共和国』では現地の人々が暮らす島では観光宿泊施設の営業はできませんでした。
それが2009年に解禁されたことにより、居住地域にも宿泊施設が建設されるようになり、観光客も自由に滞在できるようになりました。
ちなみに地元の人たちは、この居住地域を「ローカルアイランド」と表現しております。
居住地域にはどんなホテルがあるの?
居住地域にある宿泊施設のほとんどはゲストハウスです。
10室程度の小規模な宿泊施設ですが、スタッフは親切(旅行者談)で、Wi-Fiやエアコンなど基本的な設備が整っております。
観光客の多い居住地域の島では、おしゃれなブティックホテルもオープンしているとのことです。
居住地域のホテルの料金は?
『モルディブ共和国』の首都である「マーレ」からボートでアクセス可能な島々であれば移動費もかなり安く抑えられ、宿泊費も1泊50ドルぐらいです。
観光地域のリゾートホテルに滞在するよりも、かなり費用を抑えることができますね。
居住地域での食事は?
居住地域の各島には現地の人向けの小さな食堂があり、モルディブ料理や西洋料理など1食5ドル程度で食べることができます。
また居住地域の人気の島には、おしゃれなレストランもオープンしており、味も見た目も洗練されたものを楽しむことができるとのことです。
居住地域で出来るアクティビティは?
居住地域での魅力は、『モルディブ共和国』の美しい海をリーズナブルに楽しめることです。
ダイビングやスノーケリングはもちろん各種マリンスポーツなどアクティビティは、リゾートホテルと遜色ないほどバラエティ豊かに揃っております。
居住地域で気をつけることは?
居住地域の島の人々は敬虔なイスラム教徒です。そのためイスラム教に関する注意事項がいくつかあります。
例えば、一番大事なことは、まず露出をできるだけ避けること!特に女性は肩と膝を出す格好は控えるべきです。もちろんアルコールも販売されておりませんし、許可された場所以外で飲むこともできません。
また、『モルディブ共和国』の主要行政機関の写真撮影は禁止です。
例えば、大統領府をバックに記念撮影ってのはNGになります。
『モルディブ共和国』の地域性のまとめ
『モルディブ共和国』の地域性についてお話ししました。
観光地域と居住地域の違いだけをざっくりとまとめると、こんな感じになると思います。
項目 | 観光地域 | 居住地域 |
---|---|---|
ホテルの種類 | リゾートホテル | ゲストハウス |
料金 | 高い | 安い |
食事 | ホテル内のレストラン | 地元のレストラン |
アクティビティ | ホテルのサービスから選択 | 各自で別途手配 |
気を付けたいこと | ホテルの客層や雰囲気 | 地元の宗教や禁止事項 |
こうやってまとめてみると、そんなに旅行に困るほどの大きな違いはないですね。そういう意味では、日本人にとって『モルディブ共和国』は非常に旅行しやすい国なのかなぁと思っております。
もし『モルディブ共和国』旅行の計画を立てている場合は、1度専門の旅行会社に問い合わせてみるのも良いと思います。きっと私より細かで正確な情報を教えてくれると思いますよ!
文章が長くなってしまいましたので、今日はこれでお終いにしたいと思います。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。読んでくださった方の何かの参考になれれば幸いです。では(^^)/。