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東京都中央区湊の『鉄砲洲稲荷神社』で御朱印をいただきました。

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東京都中央区湊の『鉄砲洲稲荷神社』で御朱印をいただきました。

目 次

こんにちは。

 

『鉄砲洲稲荷神社』は東京中央区にある神社です。

 

5月の連休にお祭りを行う神社は意外と多くこの『鉄砲洲稲荷神社』もその1つです。

 

今回はそんな『鉄砲洲稲荷神社』の例大祭を中心に御紹介します。

 

『鉄砲洲稲荷神社』の歴史

鉄砲洲神社・2

 

『鉄砲洲稲荷神社』は今から約1200年前、飢饉によって沢山の餓死者を経験したことからこの土地の豊かな実りを祈って建てられました。

 

その700年後、室町時代には現在の京橋あたりに遷宮し八町堀稲荷神社の名で親しまれました。江戸時代になって埋め立てによってこの新川地区ができ、この鉄砲洲に稲荷社が遷宮されました。

 

鉄砲洲に稲荷社が遷ると、江戸に入ってくる米・塩・酒・薪・炭の消費物資は全てこの鉄砲洲を通って江戸の町に流通しましたので、海運業の人々の口伝えで、鉄砲洲稲荷は金銀富貴の神社として栄えています。

 

海運業が盛んになった鉄砲洲は安藤広重の『名所江戸百景』にも描かれ、当時から海運業と周辺に住む人々からの厚い信仰があったことを今に伝え続けています。

 

『鉄砲洲稲荷神社』について

鉄砲洲神社・3

 

『鉄砲洲稲荷神社』はワクムスビノカミ、トヨウケヒメノカミ、ウガノミタマノカミの3柱の神様を祀る神社です。

 

ワクムスビノカミはこの鉄砲洲の実り(金銀富貴)を司るこの土地の神様で、トヨウケヒメノカミは伊勢神宮の外宮に祀られている神様で、食事の神様です。ウガノミタマノカミは穀物の神様です。

 

そのため、この神社は五穀豊穣、商売繁盛の他にも美食との縁も繋げてくれることが期待できます。

 

日本の神様達のことを書いた『日本書紀』の中には様々な神様が登場する場面がありますが、神様の降り立ったところに今では美味しい名物が沢山出来ています。特に伊勢神宮にはありとあらゆる美味しいもの(赤福・伊勢うどん・伊勢エビ等)があります。

 

もちろん、美味しい特産物と神様の居られる所に関係性があることは定かではありませんが、美味しいものが好きなのはきっと人間も神様も同じです。

 

是非、『鉄砲洲稲荷神社』に訪れた際には、美食運を祈願するのもいいかもしれません。

 

『鉄砲洲稲荷神社』例大社

鉄砲洲神社・7

 

『鉄砲洲稲荷神社』の例大祭の期間は5月1日から5月5日で各日重要な祭礼が行われます。これらの祭礼は基本的に式年遷宮と同じで一年に一度御祭神の御霊を取り換えるという考えのもと行われます。

 

5月1日の夜8時、神社に祀られたが祭神の御霊を取り換える神霊奉遷祭です。これに続いて5月2日には盛大な四之部神輿渡御、5月3日には神幸祭・稚児行列、5月4日各町連合の神輿渡御と神社参拝、5月5日は新富座こども歌舞伎奉納・神霊還御祭があります。

 

5月2日の四之部神輿渡御では沢山の神輿が町を練り歩き、最終的には各町の詰め所に戻ってお披露目されます。どの行事も町が一丸となって執り行っている温かい雰囲気に包まれています。

 

気分は江戸時代!?『鉄砲洲稲荷神社』例大祭のお稚児行列

鉄砲洲神社・4

 

『鉄砲洲稲荷神社』の例大祭のお稚児行列は、まさに平安時代にタイムスリップしたよう。

 

金色の冠に朱色の装束の女の子と黒地に見事な刺繍の装束の男の子、紫色の装束神主さんが歩行者天国になっている『鉄砲洲稲荷神社』周辺の道を歩いて行くとそこはまさに、平安時代の雰囲気が漂います。そこに付き添いのご家族が入ることによって、鉄砲洲周辺の住民の温かく和やかな雰囲気が生まれます。

 

それは、部外者の私でも微笑ましく思えるほどです。もしお近くで体験できる方は参加して、伝統あるこの雰囲気の中に溶け込んで下さい。

 

街中を巡るだけでも楽しい!!『鉄砲洲稲荷神社』の例大祭神輿詰め所

鉄砲洲神社・5

 

詰め所の神輿置き場は花々で美しく飾られます。私が訪れた詰め所ではシャクヤク(?)(ボタンかも)と藤の花で飾られ金に輝く鶏(鳳凰?)がひときわ輝いて見えます。

 

日本中で御神輿が出るお祭りは沢山ありますが、一般の人間でも身近に御神輿を見ることができる数少ないお祭りだと言って良いでしょう。

 

ひっそりとしたオフィス街に響く『鉄砲洲稲荷神社』の祭囃子

鉄砲洲神社・6

 

小さな会社の多い『鉄砲洲稲荷神社』の周辺はいつもの休日はひっそりと静かな地域です。

 

食事ができる所も少なく、何かのイベントさえなければ、あまり人の賑わいがある場所ではありません。それだけに『鉄砲洲稲荷神社』のお祭りはいつもは見せない表情をこの地域に与え、都会の中でも「江戸の伝統」を感じさせてくれます。

 

江戸の伝統はなにも下町で有名な浅草だけでなく、この小さなオフィス街にも息づいています。人ごみに紛れず、「江戸の伝統」を感じたいという方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

追記:平成28年4月23日に『鉄砲洲稲荷神社』に立ち寄って御朱印をいただきました。

 

私用で銀座に行った際、『鉄砲洲稲荷神社』は開運の御利益があるので、空き時間に『鉄砲洲稲荷神社』に立ち寄りました。

 

土日のため周辺は相変わらずの静かさですが、子どもの遊び声が聞こえて良い雰囲気ですね!

 

ということで、到着・・・。あれ!?

 

鉄砲洲稲荷神社・追記1・1

 

工事中!?

 

鉄砲洲稲荷神社・追記1・2

 

へぇ~、平成の大改修ですか!?

 

どこから入るの?と看板を観ると「参拝者の方へ」の張り紙を発見!!

 

鉄砲洲稲荷神社・追記1・3

 

ふむふむと回って、さっそく社内へ。

 

鉄砲洲稲荷神社・追記1・4

 

社内はすっかり工事現場の様子ですが、「お仕事で良いことがありますように」と参拝して、社務所をキョロキョロと捜索。

 

え!?これ!?

 

鉄砲洲稲荷神社・追記1・5

 

仮社務所だそうです。

 

「ご免ください、御朱印をいただきたいのですが」と初穂料300円を納め、御朱印ゲット!!

 

鉄砲洲稲荷神社・追記1・6

 

この平成の大改修は、鎮座1180年記念事業で、 現在、富士塚の解体や社務所の解体等が行われているそうです。だから、仮社務所なのですね。

 

工事期間中は写真の通り鳥居が閉鎖されていますが、通常通り参拝することが出来ます。また、工事期間中も年中行事は全て行い、 諸祈願やご祈祷も通常通り行われるそうです。

工事の完了は平成29年3月末の予定だそうです。

 

「来年の今ごろ、もう一度お参りしに来よう」と誓い、満足して、私用を済ませに戻ったのでした。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。皆様のご参考になれれば幸いです。

 

今回の観光地はココ↓です。

 

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コメント 3
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  • 2016/02/19 11:14

    細かいことだけど…京橋っていうのは銀座から歩いて20分くらいの所にある地域のこと。江戸時代もちゃんと陸地だったところだけど、今回紹介している鉄砲洲は「洲」(川の中洲とかの「洲」)で埋め立てられて作られた地域だからアクセスするときは八丁堀駅を目指すと良いかも。

    • 2016/02/20 18:09

      なるほど。
      私は東京の八重洲から銀座を頻繁に行ったり来たりしてますが、京橋に鉄砲洲神社があるなんて知りませんでした。
      今度行ってみたいと思います。

  • 2016/04/25 14:59

    サイト担当者様、追記有難うございます。参考になります‼また行ってみたいと思います。

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