青森県の夏祭り『青森ねぶた祭り』を見に行こう!

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青森県の夏祭り『青森ねぶた祭り』を見に行こう!

目 次

こんにちは。

 

みなさんは、東北の夏祭りどれか一つでも見に行ったことがありますか?

 

私は昨年、青森県の『青森ねぶた祭り』を青森まで見に行ってきました。

 

今回は当日の『青森ねぶた祭り』の様子と『青森ねぶた祭り』の歴史、『青森ねぶた祭り』の見物の際に気を付けるべきポイントをご紹介していきます。

 

『青森ねぶた祭り』の歴史と開催地

靑森ねぶた祭り・1

 

『青森ねぶた祭り』が開催される青森県青森市は青森県の中でも津軽地方にある都市です。市内には縄文時代の有名な遺跡三内丸山遺跡や”ねぶたの街”らしく観光交流施設ねぶたの家ワ・ラッセ等の観光施設、青森ベイブリッジがあります。

 

青森駅は新幹線が止まらないにもかかわらず、大きなデパートや商業施設のたくさん詰まったアーケードが数キロ先まで続くいわゆる地方都市の様相を呈しており、大手チェーンの大きな店舗が並んでいる様は東京にも近いような雰囲気があります。

 

この街のシンボルである『青森ねぶた祭り』は毎年8月上旬に行われる東北有数の夏祭りで、参加する人達は法被を二色のひもで結んでねぶた行列の中で動きやすい格好で参加します。

 

先にお話ししたように『青森ねぶた祭り』は8月上旬に行われますが、ここで気をつけなくてはならないのが詳細な開催日です。

 

『青森ねぶた祭り』は青森市が8月2日から7日、『弘前ねぷたまつり』が8月1日から7日、五所川原市の『立佞武多祭り(たちねぶたまつり)』が8月4日から8日と日にちはバラバラ、開催時間もプログラムもバラバラです。

 

もし、ねぶた祭りを青森県に見に行く時は、見たいのが「ねぶた祭り」なのか、「ねぷた祭り」なのか「立佞武多祭り」なのか注意して最寄り駅を確認する必要があるのです。

 

さて、ねぶた祭りの歴史は起源についてはあまり知られていないものの、夕闇の中で光を灯しながら行うため、七夕まつりなど、各地の夏の夜祭が変化したものであると言われています。

 

しかしながら、江戸時代には大きな燈篭を担いで町中を練り歩くこのねぶたの原型とも言われているお祭りが禁止された記録が残っており、今から400年前までは歴史をさかのぼることができると考えられます。

 

『青森ねぶた祭り』に沸く青森は金魚でいっぱい!?

靑森ねぶた祭り・3

 

8月3日の青森の街は沢山の出店・観光客・法被姿のねぶた参加者でごった返しています。人ごみの中をかき分けて歩いて行くと沢山の金魚グッズを販売する出店が飲食系の出店と交互に出店しています。

 

この金魚グッズはねぶたの見世物の1つである金魚ねぶたにちなんだものです。金魚ねぶたは、ねぶた祭りの当日参加者にマスコット的に愛される存在として祭りに参加します。そのため祭りに参加する跳人は邪魔にならない金魚グッズを身に着けてねぶた行列の中ではねとびます。

 

真っ赤な金魚のポシェットが宙に舞うその様子はねぶたの名物風景です。是非、見物の際は大きいねぶただけに注目せず跳ね踊る跳人の皆さんの衣装にも注目して青森ねぶた祭りを楽しんで下さい。

 

ねぶたの昼の姿あなたは見たことありますか?

靑森ねぶた祭り・4

 

青森県内にはねぶたに関する展示施設がいくつかあります。先に紹介した観光交流施設ねぶたの家ワ・ラッセ、弘前市にある津軽藩ねぶた村、五所川原市にある立佞武多の館がそれにあたります。

 

しかし、これらの施設に収蔵されていない現在使われているねぶたは普段はどこにあるのでしょうか?その謎を追って五所川原まで来てみると、駅前に立佞武多の大きなお家がありました。

 

地上6階分の立佞武多の倉庫の中には写真のようにねぶたの他にねぶた行列を作る時に必要なものが一緒に保管されています。また、ねぶたは1年に1回新しいものを作ります(例外もあります)。

 

毎年新しいねぶたの団体が祭りに参加するときには、ねぶた祭りの3ヶ月前までにねぶた師と呼ばれるねぶたのテーマを決めて構図を練り、ねぶたの設計図を書きます。

 

そこからねぶたを担ぐメンバーでねぶたを作るための小屋を作り、設計図(下絵)にあった人形の顔やカラを針金で形成します。だいたいの形ができると神主さんに来てもらって魂入れの儀式を行い製作中と祭り当日の安全祈願が行われます。そこからは設計図通りに3か月間ねぶたを作り続け、祭り当日に供えます。

 

『青森ねぶた祭り』グルメの代わりに

靑森ねぶた祭り・5

 

青森県には沢山の美味しいものがあります。リンゴにニンニク、シジミ青森の特産物ですが、『青森ねぶた祭り』の期間中特別に食べるようなごちそうは、現地で過ごした限りあまり見つかりませんでした。

 

しかし、東京にはないものを1つだけ発見しました。それがこの簡易食事処です。

 

このカウンター、なんと五所川原駅のバス待合所の中にあります。ちなみに五所川原の駅前にはこのカウンターも含め2つほどの喫茶店しかありません。

 

そのためかカウンターにもかかわらず、豊富な品ぞろえでバスを待つ客のお腹を満足させます。

 

東京ではなかなか見ることのできないその素朴な雰囲気と味と『青森ねぶた祭り』を求めてぜひ今年の夏は青森にお越しください。

 

『青森ねぶた祭り』見物の注意点

靑森ねぶた祭り・6

 

最後に2つ、お伝えしたいことがあります。

 

1つ目は、青森県で行われるねぶた祭りは8月の上旬ですが、今年は6月の24日25日に青森で東北六魂祭と言う東北地方の夏祭り6つを集めたイベントが行われます。このイベントにはもちろんねぶた行列も参加しますので、8月は無理という方もねぶたを見る機会はあります。

 

そしてもう1つは『青森ねぶた祭り』開催期間中の青森の街の事情についてです。実際昨年、『青森ねぶた祭り』を見物しようと6月くらいから計画を立てましたが、なんと6月の時点青森市内で泊まれるホテルは一軒もありませんでした。

 

さすがは『青森ねぶた祭り』と言うことなのでしょうが、青森ねぶた祭り見物に行くなら今から計画を立てても遅くはありません。青森市内の宿泊予約はお早めに。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。皆様の旅のご参考になれば幸いです。

今回の観光地はココ↓です。

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