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こんにちは。虎部です。
館山日帰り旅行の帰り電車の待ち時間がもったいないため、館山駅から歩いていくことが出来る『鶴谷八幡宮(つるがやはちまんぐう)』へ急遽行ってきました。
予想以上に大きな神社でしたので、思い切って行った甲斐がありましたよ!
ということで、今回は『鶴谷八幡宮(つるがやはちまんぐう)』にお参りして御朱印をいただいてきたお話しをしたいと思います。
『鶴谷八幡宮(つるがやはちまんぐう)』のご由緒
『鶴谷八幡宮』は平安時代の初期に安房国の国府の所在地に「総社」として創建されたそうです。
鎌倉時代に入り、諸国に守護・地頭を置くにつれ、安房国の国司の権勢も次第に衰え、「総社」への崇敬も衰えていったことにより、「総社」としての機能も衰えていったようです。
しかし、源氏が八幡大神を氏神として崇敬したことだけでなく、祭神の中の八幡大神が特に崇敬されるようになったため、「総社」が「八幡宮」と改変され、源氏から崇敬をうける神社になったようです。
ちょうどのこの頃に『鶴谷八幡宮』の鎮座地も現在の場所に移されたと伝えられております。昔の資料には「安西八幡宮」と記されているようです。
その後『鶴谷八幡宮』は、里見氏の時代や徳川幕府の時代に入っても厚い崇敬をうけ、1873年(明治6年)に郷社に、1940年(昭和15年)には県社に列せられ、1976年(昭和51年)9月、創立壹千年(1000年)式年大祭の記念事業として、本殿を改修、名称も現在の『鶴谷八幡宮』と改められたとのことです。
ちなみに、この『鶴谷八幡宮』は「関東の三鶴八幡(名称に鶴が付く八幡神社)」と呼ばれ、関東地方を代表する八幡神社の1つです。
三鶴の内訳は諸説あるそうで、三鶴の1つ目は鎌倉の「鶴岡八幡宮」、2つ目は館山の『鶴谷八幡宮』、最後の3つ目は富津市の「鶴峯八幡宮」か市原市の「鶴峯八幡宮」になるようですよ。
『鶴谷八幡宮』の見どころ
創立壹千年式年大祭記念碑
こちらが上記でも説明させていただいた1976年(昭和51年)9月に行われた創立壹千年(1000年)式年大祭の記念碑です。
この記念碑には、本殿修復後、境内の若宮八幡社復旧の工事の記載があります。創立1000年はスゴイことだと思いますよ。当時は大きなお祭りをされたのでしょうね。
忠霊塔
この忠霊塔は、日清・日露・太平洋戦争における館山市民の戦没者2876名の慰霊碑です。
1963年(昭和38年)に建立されました。
小野鵞堂記念碑・征清記念之碑・日露戦争記念碑
写真の左側が「小野鵞堂記念碑」、真ん中が「征清記念之碑」、右側が「日露戦争記念碑」です。
左側の「小野鵞堂記念碑」の小野鵞堂は、明治・大正を代表する書道家です。7歳から12歳まで安房で過ごされたようです。
真ん中の「征清記念之碑」には、1894年(明治27年)に日清戦争に安房郡から1000人あまりが出征したことが刻まれております。
右側の「日露戦争記念碑」は、安房郡から日露戦争に出征した兵士を讃えて建立されたようです。
水田三喜男先生の像
水田三喜男氏は、鴨川市出身の大物政治家です。
1905年(明治38年)に千葉県の鴨川市で生まれ、1976年(昭和51年)に満71歳で亡くなられました。
第65代~第66代、第71代~第72代、第75代の大蔵大臣で城西大学の創立者でもあられた戦後の日本を代表する大物政治家です。
安房神社・遥拝所
遥拝所とは、遠く離れた場所から神仏などをはるかに拝むために設けられた場所のことです。
『鶴谷八幡宮』の境内にある遥拝所は、館山市内にある「安房神社」の遥拝所になります。他の神社でも遥拝所はありますが、これだけ立派な遥拝所は他に無いと思われますよ!
ちなみに、この遙拝所の中には『鶴谷八幡宮』の例大祭「やわたんまち」の時に担ぐ安房神社の御輿が納められております。
『鶴谷八幡宮』の御朱印をいただきました。
さて、今回も御朱印をいただきました。
『鶴谷八幡宮』の御朱印は境内の本殿の左側にある「社務所」で御朱印をいただくことが出来ます。が、通常は社務所は無人のようです。
なので、社務所の窓口にインターホンが置いてあり、ご自宅から呼び出して対応していただくことになります。それでも、社務所の方々が御多忙で対応できない時もあるそうです。
したがって『鶴谷八幡宮』へ御朱印をいただきに行く際は、一度問い合わせてから行くと良いと思います。
こちらが今回いただいた『鶴谷八幡宮』の御朱印です。
力強い筆さばきで、久しぶりに御朱印!!っていう感じの御朱印をいただきました。
今回私はたまたま境内で神社の方を見つけて御朱印をいただくことが出来ました。今考えると運が良かったんだなぁと思います。
『鶴谷八幡宮』のまとめと御朱印をいただくポイント
『鶴谷八幡宮』へのアクセス
『鶴谷八幡宮』へは、JR東日本・内房線「館山駅」から徒歩20分のところにあります。また、自動車では館山自動車道「富津IC」から約10分ほどで着くことが出来ます。
私は『鶴谷八幡宮』へ歩いて行きました。iPhoneマップのナビを使っていきましたが、「館山駅」からの最短ルートだと、おそらく県道302号を歩いていくことになると思います。
この県道302号線は交通量が多い道路なのに、道中舗道が無かったのですよ。なので、歩いていく場合は、道路で車に接触しないように気を付けながら、歩いて行った方が良いと思います。
『鶴谷八幡宮』の専用駐車場
『鶴谷八幡宮』には広い参拝者専用駐車場があります。
『鶴谷八幡宮』の参拝者専用駐車場へは、館山自動車道「富津IC」から館山バイパス(国道127号)で白浜・館山方面へ向かいます。そして「鶴谷八幡宮入口」の交差点で右折し、セブンイレブンを越えた頃合いに右手に『鶴谷八幡宮』の参拝者専用駐車場があります。
とても大きな駐車場ですので、すぐに分かると思いますよ!
『鶴谷八幡宮』を参拝する上での注意点
『鶴谷八幡宮』に参拝する上での注意点は特にないと思われます。
『鶴谷八幡宮』の御朱印をいただく注意点
『鶴谷八幡宮』の社務所には人が常駐しておりません。
そのため、あらかじめ社務所からインターホンで宮司さんを呼び出すか、前もって宮司さんの自宅へ問い合わせをした方が良いと思います。
今回の私は、境内でたまたまご自宅に戻る途中の宮司さんを捉まえて『鶴谷八幡宮』の御朱印をいただくことができました。今思うと、運が良かったと思います。
『鶴谷八幡宮』の情報のまとめ
『鶴谷八幡宮』の駐車場:有り
『鶴谷八幡宮』のオリジナル御朱印帳:無し
『鶴谷八幡宮』の御朱印の初穂料:300円
『鶴谷八幡宮』の社務所の対応時間:分かりません。
※社務所には常駐していないようです。
そのため、問い合わせてからお伺いしたほうが良いと思います。
電車の待ち時間の合間に『鶴谷八幡宮』に行きましたが、こんなに立派な神社だとは思いませんでした。『鶴谷八幡宮』へ歩いて向かうとドーンと大きい鳥居が見えてきますので、迫力に圧倒されると思いますよ!
ということで、千葉県の館山に訪れた際には、ぜひとも『鶴谷八幡宮』にお立ち寄りあれ!ではでは(^^)/。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。何かの参考になれば幸いです。