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こんにちは。
昔から東京都の『銀座』は落ち着いた大人の街だったのですが、最近は外国人観光客の増加(インバウンド)により随分賑やかな街になってしまいました。
『銀座』の街をぶらぶらと歩く「銀ぶら」なんて言葉もありますが、いまや外国人観光客が一番「銀ぶら」をしているのではないか?と思ってしまうほどの状態です。
今日は旅や観光地の話ではなく、「銀ぶら」をしている外国人観光客を縫いながら「銀ぶら」をしてきたお話をしたいと思います。
『銀座』は移り変わりの激しい街
この日もたくさんの人がいました・・・。
ちょっと『銀座』の歴史のお話をします。江戸時代の『銀座』は、幕府や大名・旗本の御用達となる特権的な御用商人の町人町でしたが、職人的な側面のある町であったため、日本橋や京橋より栄えていなかったといわれています。
明治時代になると文明開化の象徴的な街にするため都市開発が行われ、街路樹やガス燈・アーケードが造られるなど煉瓦街として生まれ変わります。
しかし、この都市開発が地価や家賃の高騰を招き、元々銀座で商売をしていた商人や住民たちは採算がとれなくなり、銀座の街を離れてしまうのです。
そして代わりに、よその土地で成功した商人たちが銀座に進出し、商売を始めていくのです。
この「地価や家賃が高いため、商人が入れ替わっていく」循環が、今の『銀座』の価値を作っているのだと私は考えています。
そんな『銀座』ですので、『銀座』に長く居続けるということは自然と「この店は本当によい物を売る店だ!」という信用につながります。実際に銀座で商売をされている方々は大変な苦労や努力を重ねていると思われますが、この不断の努力が銀座の価値と人気を高めているのだと思います。
この人気が外国人観光客にも聞こえてきているんでしょうね!
話の流れでは、このまま『銀座』老舗のお店を紹介するのが普通だと思いますが、今回は全く老舗とは関係ないお店を紹介したいと思います。
ほら、今回の題名は「銀ぶら」ですので!
さっそく行ってみましょう!
まず『銀座』のOSLO COFFEEのコーヒーで一服
OSLO COFFEE(オスロ コーヒー)は北欧をコンセプトにしたコーヒーショップです。日本レストランシステム㈱が経営をしているコーヒーショップです。
『銀座』の銀座コアの1階にありまして、店内から街ゆく人たちを眺めることが出来る構造になっています。あくまでお店の雰囲気が北欧風であって、コーヒー豆はエチオピア産・グアテマラ産を使っており、浅煎り・深入りのコーヒーが選べるようになっているんですよ。
東京駅から歩いてきて、のどが渇いたので、さっそく入店。
私は、アイスカフェラテとワッフルを注文しました。
写真だとアイスカフェラテがビールに見えなくもありませんが、アイスカフェラテの上にクリームが乗っているんですよ。ワッフルは敢えてカリカリとした焼き上がりにしており、このワッフルにメイプルシロップとクリームを付けて食べます。
店内は落ち着いた雰囲気で、欧米系の外国人観光客が多くいらっしゃっています。それも1人か2人で。家族旅行で疲れたのか、読書をしていたり、外を眺めていたりと、他の家族が他の観光をしている間に休憩しに来たという感じでコーヒーを楽しんでいますよ。
次に『銀座』の三徳堂でプーアル茶を満喫
次に三徳堂(さんとくどう)へ行って、プーアル茶を飲んできました。三徳堂は中国茶・台湾茶専門店で、特にプーアル茶で有名なお店です。
1階は中国茶・台湾茶と茶器の販売コーナー、2階は中国茶・台湾茶喫茶コーナーになっています。2階の中国茶・台湾茶喫茶コーナーでは、中国茶・台湾茶が飲めるだけでなく、台湾スイーツも食べることが出来るんですよ。
ということで、入店。あれ?私1人だ・・・。
時たま、情報番組に取り上げられたり、テレビ東京のドラマ「孤独のグルメ season4」で五郎さんまで来ているはずなのに、店内はこんな感じ・・・。
しかも、この日は2016年4月23日土曜日の午後でしたので、ティータイムの時間だと思うのですが、お客さんが来る様子もなく、ずっとひとりぼっちでした。
ま、この穴場的な雰囲気が良いんですけどね!
窓際の座席に座りセットメニューを注文したあと、ボーッと外を眺めるのがいつもの過ごし方です。
外では板前さんが忙しそうに走り回っていたり、日本人観光客・外国人観光客が三徳堂に興味がありながら入店しなかったりと、結構面白い様子が見ることができるので、三徳堂に来た時はいつも窓際に座ってしまうんですよね。
そうこうしているうちに、注文したセットメニューが来ました。
今回注文したのは、プーアル茶と豆花(ドウファ)です。
豆花は台湾風豆腐で、台湾の代表的な健康スイーツです。
この三徳堂では注文を受けてから「豆乳」と「にがり」で作り始めますので、出てくるまで少し時間がかかってしまいます。
豆花の味は濃い豆腐で、生姜黒蜜と一緒に食します。黒蜜といえば「甘い!」イメージがありますが、生姜が効いていますので、決して甘くありません。冬場や冷え症の方に効くようです。
パッと見、コーヒーに見えますね。これはプーアル茶です。
プーアル茶は本場と同じく、かなり熱めです。本場の方々は、日本茶がぬるいのが不思議なようですが、中国茶・台湾茶を飲み慣れていない方はやけどに注意です。
いつもは、プーアル茶ともち生姜黒蜜を注文するのですが、今回は売り切れとのこと。お客さんが見当たらないのに「あれ?売り切れ?」といろいろツッコミたくなりますが、日頃美味しいプーアル茶をいただいているのでガマンです。
この写真は、以前食べたプーアル茶ともち生姜黒蜜です。
次回の「銀ぶら」の記事は、ちゃんと老舗の記事を書こうと思いながら、家路に就くのでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。皆様の旅のご参考になれば幸いです。
今回紹介したOSLO COFFEEはココ↓です。
次に紹介した三徳堂はココ↓です。
私も銀ぶら大好きです!でも今回紹介されたカフェにはあまり行ったことがないので、今度行ってみたいと思います。
昔は7丁目の立田乃でお茶したり2丁目にあった中華第一楼でよくご飯を食べました。最近はアルボーレ銀座の豚肉料理専門店やまとが私のお気に入りです。
いつもお世話になっております。
今回は、入りやすいコーヒー喫茶店となかなか入りにくい中国茶喫茶店を紹介してみました!
なかなか入りにくくても、店主さんや店員さんはとても優しい方々ですので、気に入ると思いますよ!