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こんにちは。久しぶりに海外編です。
台北はツアーに参加すると効率よく観光することが出来ますが、時間に余裕がある人、一つのところでじっくり見たいと思う人はMRTや路線バス、タクシーを利用して訪れてみてはいかがでしょう。
新しい台北を発見できるかもしれません。
ということで、今日は交通の中心であるMRT台北駅を起点として紹介したいと思います。
乗りこなせると非常に便利!MRTとは
東京メトロのように台北市内を網羅している鉄道です。
地下を走るだけでなく路線によってはモノレールのように高い所を走る区域もあります。
数分間隔の運行で駅名も漢字表記なので初めての人でもわかりやすいですよ。(駅構内、車内は飲食禁止です。)
台湾で最強のパワースポット「龍山寺」
MRT台北駅 → → → → → → 龍山寺駅
板橋線 約5分
台湾を代表するこのお寺は100以上の神様が祀られており、地元の方たちでいつも賑わっています。賑わう?そうなんです、賑やかなんです。
ジャオペイを使っておみくじを引きます。ジャオペイの使い方はあらゆるサイトで紹介されていますのでここでは省略します。引いたおみくじの内容が読解できなければ入り口付近の詰所のようなところで教えてくれます。
私が台北に着いたら真っ先に行く所がこの龍山寺です。台北に来ましたという報告、旅が安全で楽しいものになりますように、そして無事に日本に帰れますように祈願します。もっと具体的なお願いがあればその神様の前で手を合わせてお願いします。
参拝が終わったら龍山寺駅直通の地下街の一角にある占い広場に行くのも楽しみの一つです。ここで出会った占いの先生に、龍山寺のとなりの夜市に占いの本ばかり置いてある本屋さんがあると教えてくださり毎回足しげく行っています。
残念ながら日本語訳の本は無く眺めるだけなのですが、手相、人相、気学などあらゆる本が所狭しと並んでいます。占いのグッズ(私は易を少々やっているのでその関係のもの)を買い、小道具の一つにしています。
その本屋さんがある華西街観光夜市は大変ディープなところで正直なところ、始めて足を踏み入れた時は怖っ!と感じましたが行く度にこれぞ台北という趣があるところです。
かわいい~とか思わず手に取ってみたくなる・・・という言葉はここには存在せず、蛇を食べさせてくれる店やスッポンの店、漢方の店などが並んでいます。もちろんマッサージの店もたくさんあります。お値段もぐっとお安いです。
スッポン!
花文字を描いてくれる店があります。「招福」を飾って書いてもらいました。
この龍山寺あたりだけで2~3時間はうろうろしてしまうほど何か引き寄せられるものがあります。
散策の合間に食べるのが福州胡椒餅。“台北市グルメ編”で福州世祖胡椒餅を紹介しましたがこちらは福州元祖胡椒餅です。どちらも抜群にうまい。
お店に売っているのはこの胡椒餅しかありませんから欲しい個数を言えば何分後に出来あがるか教えてくれて番号札を渡されます。
出来上がりの時間に行って番号を呼ばれても私のように中国語がわからない人は、お店の人に来たという意思表示はしておきましょう。
中国王朝の至宝がいっぱいの「故宮博物院」
MRT台北駅 → → → → 剣潭駅 → → → → 故宮博物院
淡水信義線 約9分 紅30番のバス 約40分
剣潭駅ではなく次の土林駅でバスかタクシーを利用する人がほとんどですが私が剣潭駅を利用する理由は、紅30番のバスの始発だということと、この路線は博物院の入り口が終点であることです。
ツアーで行と二時間くらい見学できますがこれでは足りないと思われた方も多いのではないでしょうか。
故宮博物院は世界四大美術館の一つで八千年前からのものが六千点以上保管されており、これを数か月おきに展示を入れ替えているのですべて見るには何十年もかかってしまう計算です。
開門は8時30分。9時過ぎには着いて3階から見て行くのをお勧めします。10時過ぎる頃からかなり混雑してきます。
リュックサックなどの荷物は持ち込めず預けないといけません。悠々カードを使えばチケット売り場に並ばなくてすみます。(悠々カードについてはあとで紹介します)
観覧後はミュージアムショップやレストランにも立ち寄ってみましょう。
日本の台湾統治時代の建物「西門紅楼」
MRT台北駅 → → → → → 西門駅
板橋線 約3分
日本人の建築家近藤十郎が設計したこの建物は八角形のどっしりしたレンガ造りで、周辺のどんな近代的な建物よりも風格があります。
すでに100年以上経っていて現在は劇場やカフェ、雑貨の店などに変わり、若い人たちが集まる場所になっているようです。
衛兵の交代式で有名な「忠烈祠」
MRT台北駅 → → → → → 圓山駅 → → → → → 忠烈祠
淡水線 約6分 タクシー 約5分
圓山駅からバスが出ているようですが待機タクシーもいますし、日本に比べて値段もかなり安いのでここはタクシーを利用しました。
戦没した英霊が祀られている忠烈祠は、大きな門の外は交通量の多い所ですが一歩入ると厳粛で背筋が伸びるような空気感を感じます。ここでは本殿を守っている衛兵の交代の儀式を見ることができます。
静寂の中で衛兵たちの狂うことのない一つ一つの動きは見ている私たちも緊張し、凛々しい姿に惹きつけられます。選ばれたエリートの兵士たちなのです。
ちょっと戻って、MRT圓山駅前も楽しい
MRT圓山駅前は、国際花博の跡地で花博公園として残っています。市民の憩いの場になっているようで、ベンチに腰かけてお茶してる人、スケボーしている若者、子供のサッカー教室などあらゆる世代の人がそれぞれの楽しみ方をしています。
また、この公園内には美術館やフードコート(MAJI MAJI集食行楽)、市場(神農市場)などもあります。
ちょっとびっくりするのは松山空港を離発着する飛行機のお腹の部分を下から間近に見られること。急に来る轟音にビビりました!
儒教の創始者である孔子を祀った「孔子廟」
MRT台北駅 → → → → → 圓山駅 → → → → → 孔子廟
淡水信義線 約6分 徒歩 約10分
圓山駅を挟んで忠烈祠とは反対側に位置するので忠烈祠のあとにタクシーで移動しても6~7分くらいです。
孔子廟、その色使いや壁や柱の細工には圧倒されます。
また、木陰のベンチで本を読んでいる人もいて落ち着く場所でもあります。子供たちが先生に引率されて学習している光景を見ることもあります。
孔子は学問の神様として知られており易経にも携わったと言われており、 売店には孔子のグッズの他に日本同様、参拝者が書いた願掛けの絵馬が売店入り口に掛けられています。
孔子廟入り口の“予定表”をみると毎週何かしら催しが入っており近所の人たちが集まってくる場所のようです。
台北のシンボル超高層ビル「台北101」
MRT台北駅 → → → → → → 台北101/世貿駅
淡水信義線 約15分
竹のようにそびえたつ台北101は遠くからでも目に入ります。空港に到着し市内へ向かうバスの窓に現れると台湾に来たと実感します。帰国する時に最後にサヨナラを告げるのもこの台北101かもしれません。
ここは展望台だけでなくショッピングモールや巨大フードコードもあり多くの観光客が押し寄せます。
89階の展望台までは高速のエレベーターが約40秒の速さで駆け登って行きます。このエレベーターに乗るまでに時間がかかることがありますが、展望台に着けば360°のパノラマが歓迎してくれます。
さてこのタワー、実は元旦がすごいんです。2万発3万発といわれている花火がまるでタワーの中から出ているような大迫力!夜空に彩られる年明けのイベントは前年の厄をすっかり落としてくれそうです。来年もこの花火があることを期待します。
おまけ
両替どうする?
台湾の通貨は元やNTDで表示されており、共通の単位です。100元=NTD100です。台湾に行く前に日本で両替していけば安心ですが、わたしはこのようにしています。
○桃園空港で両替する。
○カード支払いができる店はクレジットカードを使う。
○台湾の銀行ATMでキャッシングする。
○悠々カードを利用する。
日本のSuicaやICOCAのような機能を持っているカードです。
MRT、バス、一部のタクシーにも使えます。記事の中の故宮博物院の入場の際も使えます。またコンビニでの支払いや一般の店でも使えるところが増えてきました。
悠々カード購入やチャージはMRTの駅で。現金チャージでもクレジットカードからのチャージもできます。
お助けアプリ
その①台北メトロ
MRTの駅名を入れるだけ。漢字だから簡単。
その②Googleマップ
使い方は日本と同じ。
その③Easy Wallet
持っている悠々カードの残高がわかる。
(ただし即時に反映されないみたい)
その④台北市公車路線査詢
これはアプリではありませんが路線バスの番号がわかっているときはこのサイトが便利です。トップページの「eBus公車動態」を選び、例えば紅30の路線バスなら、その紅30を選ぶと今バスがどこを走っているかあと何分で来るのかわかります。
最後に
台北おいしいものに続いて、今回はツアーで行く所を自力で行った体験をふまえ駆け足で紹介しました。
他にも猫空(名前だけでもかわいい)、九份(日没時はかなりの人)、台北市動物園(パンダもコアラのいるよ)などなどお伝えしたい所がいっぱい!
また続編をお楽しみに。
最後までご覧くださりありがとうございました(^^)/。